本シリーズは、事業承継センター取締役・東條裕一が、経営者から聞いた言葉と、経営者として伝えたい言葉を書き留めた「勇気をもらう経営者の言葉」を、一言ずつコラムとして再構成したものです。志や覚悟、そして勇気を、後継者のみなさんと分かち合えればと思います。
純粋まっすぐ君になっていないか?
なぜ、この言葉なのか
ここで語られているのは、経営における「正しさ」との向き合い方です。
「純粋まっすぐ君になっていないか?」という問いかけは、誰も否定できない正しさをそのまま振りかざすことと、経営との違いに向けられています。
「正しい」を振りかざすのが経営ではない
絶対的に正しいことは、あります。社員を顧客のように考え、労務管理も透明化し、職場環境を良くし、世間並みの福利厚生を提供する。誰も否定はできない正しさです。
しかし、それができるなら、とっくの昔にそうしています。できないから、社長は悩んでいます。落としどころを見つけて踏ん張っているのです。
「正しい」を振りかざすのが経営ではありません。そんなものは、本当の正しさではありません。もし経営において本当の正しさがあるとすれば、それは会社を継続させるということに他なりません。
後継者のあなたへ
誰も否定できない正しさであっても、それを振りかざすことは経営ではありません。その決断で会社を守ることができるのか?より良くすることができるのか?これこそが、経営者にとって、正しさの唯一の判断基準と考えます。
あなたが今掲げている「正しさ」は、会社を継続させることにつながっているでしょうか。
本記事は、事業承継センター取締役・東條裕一の原稿「勇気をもらう経営者の言葉」をもとに構成しています。